マンション住まいの方で、特に小さいお子さんがいるご家庭では、周囲に気を使いながら生活をされている方も多いのではないでしょうか?
近隣からクレームが入り、騒音トラブルに発展することだけは避けたいものです。
我が家もマンション暮らしですが、元気過ぎる2人の小学生の娘たちに、ドンドン跳ねたり、ベッドから飛び降りないように注意しながら生活しています。
しかし、ある日突然、管理会社から1通のお便りが届いたのです。
管理会社より送られてきたお便りの中に書かれていた内容
分譲賃貸マンションに入居しはじめてから、約2ヶ月目のことでした。
集合ポストの中に切手も貼られないまま、部屋番号と名前が手書きで書かれた白い封書が入っていたのです。
イヤな予感がしつつ、部屋に入ってから中を開けて確認してみたところ、「玄関扉を閉める時の音について」と書かれていました。
手紙の内容によると、我が家が朝の時間帯に玄関扉を閉める時の音で生活に支障をきたしているらしく、お子様を含めご注意くださいとのこと。
朝の時間帯の様子を振り返ってみましたが、ドアクローザー付きのドアを開け閉めしているだけで、勢いよく閉めることはありません。
むしろ「行ってきまーす!」という子供の声のほうが大きいのではと思えるぐらいです。
どこの部屋の方が困っているのか、そのことばかりが気になってしまい、まずはマンション1Fにある管理室に行って聞いてくることにしました。
マンションの管理会社に電話をして確認
マンションの管理会社に電話をかけてみたところ、問い合わせてきた方は「お隣の方」ということでした。
マンションだと必ずしも上下左右の住戸が発生源でないことも多いですが、まさかお隣さんとは想像もつかずびっくり!
お隣の方は出勤の時間帯が遅いため、午前中は寝ていることが多く、朝の玄関の閉まる音で起きてしまうそうです。
子供の声が響いてうるさいのかと思いきや、声は聞こえることなく、寝室が我が家側にあるため、ドアの閉まる音の振動が伝わってしまっている可能性が高いのではないかという見解でした。
朝の子供の送り出しに気を使う生活に
子供にも隣の方から苦情が来ていることを話し、朝は静かにドアを閉めるようにと話しました。
その場では「わかった!」とはいうものの、バタバタ忙しい時間帯に急いで出ていく時にはついつい忘れてしまうことも多々あります。
ランドセルを背負ったら、「行ってきます〜!」という声が聞こえた途端、私は急いで玄関先に行き、ドアノブをキャッチして日々閉めている毎日に。
「またお隣さんからクレームが来たらどうしよう」と不安な気持ちに駆られる日々で、音を出さないように過ごすことが、日々のストレスになってしまったのです。
我が家に隣人がクレームを出した推測
我が家がなぜ、隣人からクレームが入るようになったのか?
おそらく、引越しの時に挨拶に行かなかったからだと思います。
引越し直後に何度か菓子折りを持ってご挨拶に伺ったのですが、生活時間帯が違うのか玄関チャイムを鳴らしても応答がなく、引越しから2週間ほど過ぎた日には、ご迷惑になるかと思いあきらめてしまったのです。
引越してから約5ヶ月経ちますが、未だにどんな方が住んでいるのかわかっていません。
クレームが入っていますから、いまさら行くのはわざとらしいですし、あのときあきらめずに挨拶していればと後悔しています。
人付き合いを怠った結果、お互いよくわからない存在に対する不安な気持ちから、騒音トラブルに発展していったのではないかと思われます。
管理会社経由でご迷惑をおかけしていることを伝えていただきましたが、今後お会いできたら直接謝罪したいと考えています。
事前にも事後にも!騒音トラブル対策はどうしたらいい?
このような騒音トラブルが起こらないために、一体どう対処したらよいのでしょうか?
事前にできる入居前チェック
部屋を選ぶときは、まず広い視点をもつことです。
入居する部屋の雰囲気だけではなく、隣の部屋の間取りがどうなっているか を事前にチェックすることが大切です。
中古マンションや賃貸物件の場合、以前住んでいた方が騒音トラブルで引越しをしてないか もチェックしましょう。もし騒音が原因の転居だと知っていれば、管理会社のほうできちんと伝えてくれるはずです。
マイナス要因はなかなか聞きづらいですが、もし管理人さんが教えてくれないような物件だったら、入居自体もやめておいた方が賢明です。
トラブルが起こってしまった後の解決策は?
私の場合のように、入居後に騒音トラブルに遭ってしまったときは、まずは 管理会社を通じてコンタクトを取ってみる のが得策です。当人同士が話し合いをすると、感情的になってしまうこともあるからです。
管理人さんに間に入ってもらい、解決してもらうことも大切ですが、最終的には人と人との間のことです。
引越し後に挨拶に行く、防災イベント等に参加して顔見知りになっておく、会うたびに「我が家はうるさくないですか?」など声をかけて関係性を作っておけば、お互いに気遣いができ、信頼関係も生まれてきます。
騒音トラブルの根源は住民同士のコミュニケーション不足かも
今回実際に騒音のクレームを受けて思ったことは、住民同士のコミュニケーションが薄れていったことが原因ではないかと感じました。
もし隣人同士の良好な付き合いがあったら、気軽に「ドアの音、うるさいわよ〜!」と「あぁ、ごめん、気をつけるね」で終わったのかもしれません。
入居前にもどんな住民が周囲に住んでいるかをチェックし、入居後もきちんとご挨拶に行くなど、できる限りの対策をしておくことが大切です。
騒音トラブルの当事者にならないように、お互い気持ちよくコミュニケーションで解決できる人間関係を日頃から作っておきたいですね。