一人暮らしや結婚、転勤による引越しなどで家電が必要になり、大型家電量販店に見積もりに行かれる方も多いかと思います。
いろいろな家電をそろえると何十万円もかかりますから、少しでも安く買えるとうれしいですよね。
私も今回引越しをするにあたり、家電量販店でエアコンと食洗機を購入しました。まとめ買いして値引き交渉しようと、かなり気合を入れて向かったのです。
しかし、必死に交渉することもなく、あっさり大幅値引きに成功!
家電量販店でしつこく交渉することなく、値引きしてもらう方法をご紹介したいと思います。
本命の家電量販店に行く前に他の家電量販店で価格チェック
購入を考えている家電量販店の候補がいくつかあるとしたら、そこに行く前に近くの家電量販店を2店舗ほど回るのがおすすめです。時間がなければ、1店舗だけでもOK。
例えば、ビックカメラが本命だとしたら、ヤマダ電機やノジマなどの家電量販店に行き、おすすめ商品や価格をチェックしておきます。
もしビックカメラが近くに2店舗あるなら、1店舗目はビックカメラでもOKです。ビックカメラ同士でも価格が違うことが多々あるからです。
店内撮影OKでしたら、値札ごと商品の写真を撮っておきましょう。撮影NGの場合はノートにメモしておきます。
いくつもの店舗も回るのは大変ですが、この地道な作業がのちのち効果を発揮します。
欲しい商品の価格をチェックしたら、本命の店舗に向かいましょう。
本命の店舗で店員さんを見つけて交渉開始
本命の店舗に着いて最初にやることは、人当たりの良さそうな店員さんを見つけることです。
例えばビックカメラですと、赤いベストを着た方が社員/黒いベストを着た方がメーカー説明員です。ちょっと勇気がいるかもしれませんが、赤いベストを着た店員さんに自分から話しかけてみてください。
店員さんには、どんな理由でどの家電が必要なのかを伝えます。
最初の1~2店舗目で製品の説明を聞いているなら、本命店舗ではすぐ価格交渉に入ってしまってもOKです。
店員さんに他店舗で見てきた製品の価格を伝え、『この価格より安くなるのであれば購入します』とハッキリと伝えるのがコツです。
「他店より1円でも高い場合は値引きします」とうたっている通り、ほとんどの家電量販店では値引きに応じてくれるはずです。
ただし、店員さんも人間です。お金の話ばかりされたらイヤになってしまいますよね。こちら側も次回から行きづらくなってしまいます。
そんなときは、違う方法で値引き交渉に移りましょう。
無理やり交渉せずに値引きしてもらう方法
違う方法での値引き交渉とは、ネット回線の新規申し込みまたは乗り換えです。
家電量販店の多くでは、家電以外にもいろいろな販促キャンペーンを行っています。特にインターネット回線はキャッシュバックなどが期待できます。
ただし、各社インターネット回線の公式サイトを見ると、ネット上から申し込んでもキャッシュバックキャンペーンなどを行っています。家電量販店で申し込まなくてもいい気がしますよね。
私は、ノジマでネット回線の新規申し込みを検討している旨を伝え、各社の月額料金比較やキャッシュバック料金などを教えていただきました。
ソフトバンク光などは10,000円のキャッシュバックでしたが、ニフティ光が土日申し込み限定で20,000円のキャッシュバックを行っていることが判明。
他の光回線でも5,000円のキャッシュバックを行っていたのですが、最後のさいごまで迷った挙げ句、「今回は特別に、2つの回線分のキャッシュバックをしましょう!」と、太っ腹なキャッシュバックをしてくださったのです。
ネットが開通してからキャッシュバックというところも多いですが、今回は申込み後すぐにキャッシュバックしていただき、家電購入費用に充てることができたのです。
最終的に見積もり額からいくらお得になったのか?
当初購入しようとしていたエアコンと食洗機の価格は、最終的にいくらになったのでしょうか?
エアコンの見積額
エアコンは、店員さんに店頭には展示していない型落ちの特売品をこっそり教えていただき、欲しい商品とほぼ同スペックで20,000円引きになりました。
ネットで購入するとついてこない5年保証(5,000円)も、なんと無料です。
本体価格 | 予定額より20,000円引き |
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5年保証 | 5,000円かかるところ無料 |
食洗機の見積額
食洗機は、1店舗目で41,000円、2店舗目で36,000円と価格帯に開きがあったのですが、ノジマでは2店舗目の価格よりさらに2,000円引きにしてくれたのです。
このときに威力を発揮したのが、他店舗で値札ごと撮影した商品の写真です。店員さんに写真を見せ、その後に店長さんにも確認していただき値引きOKとなりました。
価格はたった1週間違うだけでも変わりますので、1週間以内に撮影した写真がもっとも効果が高いです。
食洗機を新規で取り付けるときは分岐水栓が必要ですが、家電量販店で取り寄せると4,000円も高いことがわかり、型番がわかるのであればネットショップで購入することをすすめられました。
少しでも安い方法での買い方を提案していただいたことで、分岐水栓も5,000円引きで購入できました。しかも店頭で相談したことで、100ポイントのコンサル料も加算されました。
本体価格 | 予定額より2,000円引き |
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分岐水栓 | 予定額より5,000円引き |
合計値引き額
当初見積もりしていた額からどれぐらい安くなったかをまとめると、予定額より32,000円も安くなりました。
コンサル料とインターネット回線申し込みによるキャッシュバック合わせて25,100円ですので、合計で57,100円も安く購入できたのです。炊飯器が1つ買えちゃいますよね。
ただし、ニフティからの申し込み確認の電話待ちで、家電量販店になんと約3時間も滞在するハメに・・・。
店員さんに三ツ矢サイダーまでごちそうになってしまいました。
他のお得なキャンペーンも多数あり
今回はインターネット回線の申し込みによるキャッシュバックでしたが、自宅のエアコン設置場所を撮影するだけで、最大5,000円引きというキャンペーンもありました。
携帯電話を乗り換えるだけで、家電本体価格から最大150,000円も値引きしてくれるキャンペーンなど、どれも店頭に行かないとわからないことばかり。
店舗によってキャンペーンは違いますが、お得なキャンペーンを活用することで驚くほど安く買えますね。
単品で買うとポイントで別の商品を買える
ネット回線の新規契約や変更予定がない場合でも、めんどくさい交渉なしでお得に購入する方法があります。
それはまとめ買いをするのではなく、単品購入してポイント買いしていくことです。
まとめ買いしてもポイントがもらえますが、大量にいただいたポイントをすぐ使うことってあまりないですよね。それだったら、今欲しい商品にポイントを使いたいものです。
同じような価格帯の商品がある場合、値札に「さらにポイント10倍」と書いてあることがあります。この場合はポイントが付く方を選びます。
エアコンと扇風機を購入するとしたら、まとめ買いするのではなく、先に金額の高いエアコンを購入します。ポイント10倍商品で60,000円だったら、6,000ポイント付きます。
その6,000ポイントで扇風機を購入すれば、値引き交渉いらずでお得に(実質無料で)買えます。まとめ買いしてまとめて値引き交渉が苦手な方には、この方法がおすすめです。
「ポイント15倍」や「ポイント+商品券」という商品もあったりしますので、店舗内でよく探してみてください。
家電量販店で大幅値引きするコツは店員さんと仲良くなること
家電量販店よりもネットで購入したほうが安く買えるかと思っていましたが、お得なキャンペーンを利用すれば大幅に値引きしてもらえることがわかりました。
ただし、店舗独自のキャンペーンや値引き額はネット上には載ってませんし、電話ではなかなか教えてくれません。
今回利用させていただいたキャンペーンは、店舗によっても異なります。時間が許す限り、複数のお店を回ってどんなキャンペーンを行っているのか確かめてみることが安く買うコツです。
あとは、店舗によって対応が違うというよりも、店舗にいる店員さんによっても違ってきます。同系列の店舗でも、多くの店舗を回り、店員さんと仲良くなってみてください。
人間同士のコミュニケーションがあるからこそ、できることがあります。
お互い気持ちのよい取引ができるように、いろいろ会話を楽しみながら、最後はここで買ってよかったという買い物ができるといいですね。