【体験談】引越し代をできるだけ安くしよう!相見積もりの取り方と良い業者を選ぶ決め手とは

引越し見積もり相談

引越し業者の選び方で悩んでいませんか?

引越しはただでさえ家具や家電などでお金が出ていきますから、引越し代そのものはできるかぎり安く済ませたいですよね。

インターネットで調べてみても価格などは参考にならないことが多く、どの引越し業者も良い口コミと悪い口コミがあり、最終的にどこに頼むのがいいのか迷ってしまいます。

そこで、引越し業者を選ぶコツと、引越し料金を相場よりも安くする方法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

引越し業者一括見積もりで気をつけたいこと

引越し業者を選ぶときに、インターネットの一括見積もりサービスを使う方も少なくありません。

たった一度条件を入力するだけで複数の業者から選べることがメリットですが、言い換えると複数の業者から一斉に電話攻撃を受けることになります。

なぜこんなに秒速で電話がかかってくるかというと、業者としては、後よりも先に見積もりをした方が成約率が高いことを知っているからなのですね。

電話攻撃にあいたくないのであれば、一括見積もりサイトではなく、引越し業者の公式ホームページ、または自ら電話をかけて頼んだほうがよいです。

仲介してくれた不動産屋さんの紹介で安くなることも

引越し業者の公式ホームページを探すのも大変、というのであれば、仲介してくれた不動産屋さんに聞いてみましょう。

不動産業者と引越し業者はつながっていることが多く、「○○不動産からの紹介なので、お値引きしますね」と言ってくれる引越し業者もいます。

私も電話攻撃がイヤで、信頼できる不動産屋さんから数社厳選して紹介していただき、すべて紹介割引価格で見積もりを出していただきました。

ただし、結託しているからこそ、双方の業者からぼったくりに遭う可能性もあります。

引越し業者選びより先に、信頼できる不動産屋さんを選ぶようにしましょう。

引越し代は「相見積もり」することで安くなる

引越し見積書サンプル
引越し見積書サンプル

複数の引越し業者から見積りを取ることを相見積もりといいます。

相見積もりをすることにより、料金やサービスを比較できるのはもちろんのこと、業者間で競争が起こり料金が下がりやすくなります

訪問見積もりに来た営業マンに「他社でも見積もりされていますか?」と聞かれ、「うちで契約すればあと1万円下げられます」と交渉されることもあります。

相見積もりは、以下のようなやり方で進めていくことがコツです。

  • 1社目:見積もり額が15万円と出る。「他でもまだ見積もりが残っていますので」と、即決せずに帰ってもらう
  • 2社目:1社目の結果を受けて、見積額が14万円と出る。1社目と同じく即決せずに帰ってもらう
  • 3社目:2社の結果を受けて、見積額が12万円と出る。「家族と相談してから決めます」と、即決せずに帰宅してもらう

営業マンに「ここで決めてくれたら」と押し切られても、やんわりとそつなく断り、いったん保留にしてもらうのがポイントです。

このように、他社の見積もりを伝えていくことで、少しずつ料金が下がっていきます。

3社目の見積もりを終えた時点で、1社目と2社目に電話で連絡し、3社目の見積もり料金を伝えると、「この電話で決めてもらえるなら、さらに3万円値下げしますよ」と値下げしてくれることもあります。

「値引きしてください!」と、血眼になって金額交渉することなく、相見積もりをするだけで値引きしてもらえる可能性が高いのでぜひ試してみてください。

訪問見積もりは3社がベスト

見積もりをすればするほど安くなるのであればと、4社も5社も見積もりしてもらいたくなりますが、4社以上になると訪問見積もりで時間が埋め尽くされてしまいます。

いくらでも時間があれば何社でも見積もりを取ればよいのですが、家事に仕事にと忙しいならあまり時間は取れませんよね。

私は以前、1社30分程度で終わるならと5社の見積もりを1日に詰め込んだことがありますが、朝から夜まで1日中営業マンに対応するはめになりました。

どこの会社も料金・サービスともに似たり寄ったりで大差なく、最後のほうになると疲れ果てて「もうここでいいや・・・」と、投げやりになってしまう可能性もあります。

同じようなタイプの業者の場合、あらゆる面で比較しても大差はないので、3社ぐらいが妥当だろうというのが個人的な見解です。

最終的に引越し業者選びで「決め手」となるもの

相見積もりをした結果、3社でほぼ同じ金額になることがあります。そのようなときは、最終的に何を判断基準にしたらいいのでしょうか?

無料オプションで比較する

1つめは、引越し料金以外のオプションが自分の希望と合っているかどうかです。

ダンボール箱の枚数・エアコンや洗濯機の設置・不用品回収など、各社さまざまな無料サービスがありますが、不要なサービスが無料では意味がありません。

靴をたくさん持っている方はシューズBOX、洋服をたくさん持ってイル方はハンガーケースが無料など、自分の持ち物に対するサービスが充実しているところを選ぶことです。

都合のよい部分だけ説明されていないかチェックする

2つめは、マイナスな点もきちんと説明してくれたか、です。

たとえば、洗濯機設置サービスが無料となっていても、実はアフター保証がきかないかもしれません。

専門業者による設置ではなく、あくまでも無料サービスだからこそ、設置時に破損しても文句を言えないケースもあるのです。そのようなマイナス点もきちんと説明してくれるところは、良心的な業者です。

「詳しいことは業者に聞かないとわからない」と、不明点を説明してくれないところは、別会社に丸投げしている可能性もあり避けたほうがよいでしょう。

営業マンの人柄

3つめは特に大切な点ですが、営業マンの人柄と相性です。

家の中の物を機械的にチェックし、金額を提示して「うちと契約しませんか?」と迫ってくるだけの人に依頼したいと思うでしょうか。

それよりも、引越しする事情を親身に聞いて最適なプランを考えてくれたり、地域のことに詳しくて引越し先の街の様子を教えてくれたり、こちらの気持ちを考えてくれる人に依頼したいと思うはずです。

私は以前、会社を突然クビになって家賃が払えなくなり、泣く泣く引越しせざるを得えない事態となったことがありました。

お金のない悲しい現実を営業マンに話しているうちに、「そんな大変ならなんとか勉強しまっせ」と、上司に掛け合ってくださり、びっくりするような金額にしてもらったことがあります。

営業マンも「感情を持つ人間」です。

引越しをする事情までキチンと聞いてくれて、こちらの気持ちに温かく寄り添ってくれるような方に頼みましょう。金額やサービスに大差ないのであれば、気持ちよく引越しできるところに頼むのが一番ですからね。

引越しは人生を運ぶ!金額も大切だけれど人柄も大切に

引越しは物を運ぶだけではありません。人生が変わることもあります。

一人暮らし・転勤・結婚・離婚・被災など、引越しの目的は一人ひとり違います。そんな大切な節目のイベントのときに、イヤな思い出まで作りたくないですよね。

私も今回3社の相見積もりを取りましたが、最終的に営業マンの人柄で決めました

なぜこれくらいの価格になるのか、他社に負けないサービスはどこか、など、わからないことを聞いたときに、納得のいく説明をとことんしてくださり、安心して頼むことができたのです。

引越しは、今まで生きてきた思い出も一緒に運んでくれます。

細かい金額だけにこだわるのではなく、心から納得ができるサービスを受けられるかどうかで引越し業者を選ぶこともまた大切です。

口コミを見て決めるのはひとつのきっかけに過ぎず、最後はあなた自身が納得できればOKなのです。

心から安心してお願いできる会社や人を選び、人生の大切な節目を乗り切ってみてくださいね。

糸井紗佳

2人の小学生の娘を持つ40代のシングルマザー。社宅・賃貸・一戸建て・マンションなど様々な住居への引越し経験あり。離婚後は浪費家から一転、家計を見直して1,000万円以上の貯金に成功。自らの体験から学んだ暮らしに役立つ情報をお届けします。

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