私は長い間、ネットショッピングがまったくやめられない買い物依存症でした。
しかし、約1年前に離婚してからシングルマザーとなり、収入源が1本となってからは、このままでは家計が破綻するという危機的な状況に!
家計管理に本気で取り組んだ結果、約1年かけて買い物依存症を克服することができたのです。
今度こそ本気で買い物依存を克服したいと思っている方に、私が買い物依存を克服できた5つのコツをご紹介したいと思います。
私はネットショッピングで買い物依存の生活だった
離婚するまでは共働き生活の甘えゆえに、ひどい買い物依存生活を送っていました。
通勤中も昼休みも、子どもが寝静まったあとも、常に買い物のことを考えて、大手通販サイトをネットサーフィンし、欲しい商品を片っ端から注文していました。
しかし、一方では部屋に不要なものがあるのが我慢できないミニマリストでしたので、気に入らない、使えないと思ったものはすぐに捨てていました。
自分の欲求を満たさないものだとわかると、次々に違うものを試してしまうのです。
買うことで自分のものになるという快感を味わい、いざ商品を手に入れると満足し、次の商品に手を出すという繰り返しに。
気がついたら、自分の収入額を超えるほどのクレジットカードの請求が届くようになりました。罪悪感を感じるものの、ネットショッピングはなかなかやめられず・・・。
その後離婚してからも買い物依存症から脱することはできませんでしたが、そのまま自分の収入額を超える買い物をしていたら家計が破綻してしまいます。
子どもたちの笑顔を失ってはいけないという責任感と家計破綻への恐怖心に襲われ、家計管理に本気で取り組むことにしたのです。
ネットショッピングの買い物依存症を克服できた5つのコツ
1.財布からクレジットカードを出し、金庫に閉まった
ポイントが貯まらない現金なんて使う意味がないからと、今までは完全なるクレジットカード派でした。
クレジットカードは使いようによってはとても便利なアイテムですが、お金を使った感覚が残らないのがデメリット。後から来る請求で、心理的なダメージも大きかったです。
そこで、湯水のごとく使ってしまうクレジットカードを封印することを決意! 財布からクレジットカードを出し、金庫の中に閉まうことにしたのです。
カードが使えないというだけで、心理的にお金が使えない、お金に対するありがたみを実感するようになり、抑止力につながっていきました。
2.毎月使う生活費はすべて現金化
クレジットカードを封印したことで、毎月使う生活費は必然的に現金派へと変わっていきました。
水道光熱費・インターネット・NHKなどの固定費の引き落としはクレジットカードにし、その他の生活費に関しては、給料日に一括で引き出して封筒の中へ入れるようにしました。
今月の生活費は10万円と決めたら、その中からやりくりします。
クレジットカードの場合、給料日前でも使いたい放題に使っていましたが、封筒の中のお金しか使えないことで、より工夫して使うようになりました。
3.家計簿アプリに毎日手書きで記録し残高チェック
家計簿はざっくりとつけることが流行っていますが、家計簿アプリ「マネーフォワード」で毎日しっかりとつけるようにしました。
家計簿アプリはカードと連携することで自動で記録してくれるのがメリットですが、あえて自分の手でつけることにこだわりました。
お店・品目・金額・買った目的や反省点も記録していった結果、お金に対する意識が芽生えるのか、毎日残高チェックしているだけで買い物は意識して使うようになりました。
家計簿をつけるときに「何が問題なんだろう」と考えることが大切です。つけたあとに眺めているうちに、何が問題点なのかがわかってくるから不思議です。
4.タイムセールは見ないようにした
私がネットしショッピングでもっともお金を使いまくっていたのが、定期的に開催されるタイムセールです。
タイムセールが始まる夜中0時前になると、居ても立っても居られなくなってしまい、たいして欲しくもないのに、片っ端から安くなった商品を購入していました。
浪費原因になるものには近づかないことが大切です。
タイムセールという、散財したくなるワナがたくさん仕掛けられているものは自分から近づかないように、早く寝て見ないようにしました。
5.毎日のように目標を眺めるようにした
買い物依存の克服は、目標を立てるとスムーズに進みます。
不思議なことに、人間って目標が明確だと必ず達成するように動く習性があるのですよね。
もし借金をしていたら今年中に毎月5万円ずつ返済する。家計簿で一ヶ月に使う予算と実績がズレている場合、予算内に使うことを目標にします。
毎月収入の3割を絶対に貯める!などと、無理な計画を立てると挫折します。最初は1割達成、3ヶ月後は2割、半年後に3割と、段階を踏んで立てていくことがコツです。
私の場合、生活費として下ろしたお金以外、ATMには絶対に向かわないという目標を立てました。半年ぐらい経ち、なんとか予算内でやりくりできるようになりました。
毎日家計簿を見るので、家計簿に毎月の目標を書くといいですよ! 毎日目標を見ることになりますので自然と達成できるようになります。
継続していくだけで改善する。決してあきらめないことが大切
買い物依存って、日常の買い物と密接に関係しているからこそ、なかなか克服しづらいです。
同じように依存しやすいお酒やタバコなどはなくても生きていけますので、飲み会に参加しない、タバコを家に置かないなどの方法で存在から離れることができます。
しかし、買い物という行為は生きていくためにどうしてもやらなくてはいけないことですので、解決策がどうしても強制的になりがちです。
買い物依存を脱出したい!
お金を貯められるようになりたい!
必ず治すという決意さえあれば、買い物依存は克服することができます。欲しい商品を片っ端から注文しまくっていた私でも、あきらめずに約1年で克服できました。
目標を決めたらあきらめず、いつでも眺めて気持ちを奮い立たせてください。そうすれば、買い物依存は克服していけますよ。