離婚するときは、一人でもなんとか大丈夫、やっていけると思ったのに、いざ一人で仕事しながら家事や育児をしてみると、正直なところ、
しんどい、しんどい・・。
毎日が、仕事、子育て、家事、仕事、子育て、家事。ただ、毎日ひたすら「仕事、子育て、家事」の連続です。
「もう、これ以上、がんばれない。」
いつも何かに追われている気がしていて、心と体が休まる暇がない。しんどすぎて、もうダメかと思うときでも、何とかして生きていかなくてはなりません。
あまりにもつらくなったとき、私自身が行っている心の栄養を回復する方法をご紹介したいと思います。
日々追われて疲れているせいか、子どもたちにイライラ
家事に関しては、夫婦で分担で揉めるどころか、全部を一人でこなさなければなりません。
朝ご飯作り、洗濯とゴミ出しを終えてから出勤、仕事でヘトヘトに疲れていても、夕食作り、皿洗い、洗濯の片付け、お風呂掃除、学校配布物・宿題のチェックなど、1日中、家の中でマラソンしているかのようです。
めまぐるしく動き回っているのに、子どもたちが何もせずにゴロゴロしているのを見てしまうと、イライラが止まらず「ちょっとは手伝ってよ!」と怒鳴ってしまうことも・・。
こんな生活になったことは子どもたちに責任はないのだからと、何でもかんでも自分一人で頑張らなきゃと思うあまり、イライラの爆弾が膨れ上がってしまうのです。
いつも同じことの繰り返しで、全部を一人で抱え込み、息がつまりそうになっているから良くないのかなと。
このままでは子どもたちにも悪影響してしまうと、心のイライラを開放してみることにしたのです。
たった1時間でもいいので一人きりになる時間を作る
仕事と家事と育児という無限ループから離れ、少し違った場所で一人の時間を持つことにしたのです。
1ヶ月に1度、近くのカフェに行き、1時間でもいいのでボーッとする時間を持つようにしました。
カフェばかり行っていたらお金がかかってしまうため、緑が多い公園内のベンチでボーッとしてみたり。
たった1時間、自分の時間を持つだけでも全然違うのですね。
いつも慌ただしくて、自分の心と向き合ってなかったのですが、今の自分の心の声を聞く時間がこんなにも大切なことなのかと思い知りました。
肩の力が抜けるような人と交わる時間を作る
仕事上でも子どもの前でも肩の力が抜けずに、気を張っている状態では、疲れがなかなか取れないのは当たり前です。
職場も人でもなくママ友でもなく、一切利害関係のない友人たちと会う時間を大切にするようにしました。
気心の知れた人たちとの会話って、心の窓が思いっきり開放されて、心の底から笑えて、本当に楽しいひとときですよね。
限られた時間ですが、この時間が私の心の栄養をどんどん増やしてくれるのです。
「心の中」のつぶやきを変えて落ち込みを減らす
毎日の家事・育児だけでもしんどいのに、「離婚のせいで、子どもたちにつらい思いをさせてるのでは」と、否定的な心のつぶやきに苦しめられていました。
ショッピングセンターなどで、家族4人幸せそうな姿を見るだけで、「どうせ、私にはもう無理・・」と、知らず知らずのうちに、否定的なことをつぶやく癖ができていました。
「離婚はダメ人間がするもの」
「ひとり親の家庭はかわいそう」
この心の中のつぶやきが、落ち込みを作り出していたのです。
このような否定的なつぶやきをやめ、肯定的なつぶやきに変えるようにしていきました。
「離婚をする人間はダメ人間、片親なんてかわいそうと言う人もいる。でも、いつも夫婦いがみ合ってケンカばかりしている日々より、私ひとりで育てたほうがいい。」
なかなか否定的な感情を変えることは難しいですが、毎日何十回と唱えたり、紙に書いたりするなどして、徐々に減らしていくようにしました。
「離婚したから、今、幸せに暮らせている。」
子どもが寝静まったあとに、何度も何度も、唱えるようにしていきました。
しんどい気持ちがとてもラクになり、今の状況に対する罪悪感や劣等感が消えていったのです。
しんどいと思ったときは、反対に肩の力を抜く

ひとりで全部を抱え込んでしまい、自分を追い込んでしまった結果、体も心もしんどくなってしまうことが多々ありました。
「もっと自分一人で頑張らなくては」とさらに頑張りすぎてしまい、ますますしんどくなってしまったのです。
しかし、人の体は、正直です。
無理をしていれば、徐々に体が動きにくくなるようになっています。
自分で自分に、ストップをかけようとします。
「もっと頑張らなければいけない」と思い、さらに力を入れると、余計に苦しくなってきます。
パンパンに膨れ上がってしまったときこそ、逆に肩の力を抜くことで、乱れた感情が元に戻り、心に余裕が生まれます。
ちょうどいい具合に、全身の力も抜けます。
バランスが乱れたときに、負の感情をコントロールできるようになったことで、ようやくイライラを解きほぐすことができるようになってきました。
心の栄養源がカラカラに切れないうちに、これからも自分らしい栄養源を大切に持っていようと思います。